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Q. 虫歯と言われたけれど痛くも困ってもいません。本当に削らなければいけないのでしょうか?
結論から申し上げますと、痛みがない初期の小さな虫歯であれば、今すぐ削る必要はありません。ご自宅でのフッ素ケアと定期的なプロの管理があれば、削らずに100歳まで逃げ切れる可能性があります。
川崎市中原区・平間駅のワコ歯科・矯正歯科クリニック院長、長崎がお答えします。
実は、虫歯を削る基準は歯科医師によって大きく異なります。見つかった虫歯を機械的にすぐ削る方針の歯科医師もいますが、歯は一度削って人工物を詰めると、その境目から再び細菌が侵入し、再治療を繰り返す「負のサイクル」に突入します。削れば削るほど、歯の寿命は確実に縮んでしまうのです。
だからこそ、ごく初期の虫歯であれば、安易に削らず「進行を止めて共存する」という選択肢が有効です。ただし、これは「放っておいて治る」という意味ではありません。
歯科医院でお掃除をしても、ご飯を食べれば歯は汚れます。「お金を払って口を開けていれば大丈夫」というのは半分マシなだけで、すべてを歯科医院任せにしていては歯を守れません。一度治療した歯は確実にサイクルを繰り返します。だからこそ、日常のお手入れ(セルフケア)と定期的な点検(プロケア)が揃って初めて詰め物の寿命が延びるのです。虫歯になった原因をご自身の生活習慣として受け止め、私たちと一緒に二人三脚でコントロールしていく姿勢が不可欠です。
■ 歯を一生守るための「2つの柱」
1. 【毎日のセルフケア】
虫歯予防の極意は「フッ素入り歯磨き粉を2センチ使い、うがいはせず吐き出すだけ(お口にフッ素を残す)」です。また、歯周病予防のために毎日の「歯間ブラシ」は必ず使ってください。
2. 【歯科医院でのプロケア】
痛くなってからではなく、なんともない時に「定期的なメンテナンス」に通うこと。そして、プロによる高濃度のフッ素塗布で歯を硬く強く育てていくことが重要です。定期検診は、ご自身のセルフケアの「やる気を奮い立たせる」ための答え合わせの場です。
当院はお客様をもてなすホテルではなく、患者さんの歯を本気で一生守るためのトレーニングジムやパートナーです。「削る・削らない」を正しく見極めるためにも、まずはご自身の現在地を知る検診へお越しください。
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