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Q. 食後すぐに歯を磨くと歯が削れるって聞いたのですが、30分あけたほうがいいですか?
結論から言うと、お酢をがぶ飲みしたりグレープフルーツをドカ食いしたりするような特殊な食生活でなければ、食後すぐに歯を磨いて全く問題ありません。
川崎市中原区・平間駅のワコ歯科・矯正歯科クリニック院長、長崎がお答えします。
テレビやネットなどで「食後は酸によって歯が柔らかくなっているため、30分経って唾液で再石灰化してから磨くべき」という情報を見かけたことがあるかもしれません。しかし、これは主に酸性の強い食べ物を大量に摂取した場合や、酸蝕症(さんしょくしょう)のリスクが極めて高い方に当てはまるお話です。普通の食事であれば、食後すぐに歯磨きをしたからといって歯が削れてしまう心配はほとんどありません。むしろ、食後の歯垢(プラーク)や食べかすを放置するリスクのほうが大きいです。
お口の健康を守るうえで大切なのは、「歯科医院で治療してもらえば完璧」と丸投げにするのではなく、患者さんご自身がご自分の生活習慣とお口の環境に興味を持ち、主体的にケアすることです。
例えば、お車に乗る方をイメージしてみてください。どれほど優秀な整備士(歯科医師)に点検や車検をしてもらっても、ドライバー(患者さん)が日頃オイル交換を怠ったり雑な運転を続けたりしていれば、車はすぐに故障してしまいますよね。歯も全く同じです。歯科医院で行う処置はあくまで「サポート」であり、お口の健康を長く保つための主役は、毎日ご自宅でお手入れをされている患者さんご自身なのです。
万が一、虫歯や歯周病になってしまったとしても、誰かのせいにするのではなく「自分の歯磨きの手順や食生活を見直す良い機会だ」と捉え、私たちプロと一緒に改善へ向けて歩んでいきましょう。
■ 歯を一生守るための「2つの柱」
1. 【毎日のセルフケア】
虫歯予防の極意は「フッ素入り歯磨き粉を2センチ使い、うがいはせず吐き出すだけ(お口にフッ素を残す)」です。また、歯周病予防のために毎日の「歯間ブラシ」は必ず使ってください。
2. 【歯科医院でのプロケア】
痛くなってからではなく、なんともない時に「定期的なメンテナンス」に通うこと。そして、プロによる高濃度のフッ素塗布で歯を硬く強く育てていくことが重要です。
当院はお客様をもてなすホテルではなく、患者さんの歯を本気で一生守るためのトレーニングジムやパートナーです。「自分の歯は自分で守る」という気持ちを持ったあなたのお越しを、私たちは全力でサポートいたします。一緒に二人三脚で、健康な歯を一生保っていきましょう。
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