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高齢の患者「最近、ご飯を食べる時によくむせるのよ。これって、どこで診てもらえばいいの?」
歯科医師「おそらく口腔機能低下症ですね。歯科医院で詳しい検査と対応ができます」
患「口腔機能低下症?初めて聞いたわ」
歯「食べ物を噛んだり、飲み込んだりする能力が落ちる病気です」(続
患「口腔機能低下症になると、むせるってこと?」
歯「症状の一つです。最も怖いものに誤嚥性肺炎が挙げられます」
患「知ってるわ!ニュースで聞いたのよ。でも、そもそも誤嚥性肺炎って何なの?」
歯「本来、ご飯を食べると胃に落ちます。それが、口腔機能低下症により間違って肺に食べ物や細菌が落ちてしまうことで誤嚥性肺炎を起こします」
歯「本来、ご飯を食べると胃に落ちます。それが、口腔機能低下症により間違って肺に食べ物や細菌が落ちてしまうことで起きるのが誤嚥性肺炎です」
患「そうだったのね。じゃあ、今私がご飯を食べるとむせるっていうのは…」
歯「口腔機能低下症から誤嚥性肺炎を起こすリスクが高まっています」
患「誤嚥性肺炎で死ぬのは嫌だわ!どうすればいいの?」
歯「まず、唇や舌の筋肉の力や、滑舌、口の中の湿り気などの検査を受けて頂き、総合的に評価します。ただ、高齢者であれば大体は口腔機能低下症になっていると考えてください」
患「病気なの?老化なの?」
歯「病気でもあり、老化であるとも言えます。対策としては、治すというよりは『進行をゆっくりにする』ことしかできません」
患「具体的に何をすれば、口腔機能低下症の進行がゆっくりになってくれるの?」
歯「パタカラ体操、あいうべ体操、ベロ回し等様々なものが提案されていますが、決定打となるものはありません」
患「うーん、八方塞がりねえ」
歯「体操そのものよりも『お友だちとお喋りをする』『大きな声で歌う』等、楽しみながらお口の筋肉を働かせる、でいいと思います」
患「おしゃべりにカラオケね!それなら楽しく続けられそうな気がするわ」
歯「あと、大事なことがあります」
患者「もったいぶらないで教えて!」
歯「美味しくご飯が食べられるように、歯の治療をちゃんと受けることです。また、治療が終わってからも口腔機能低下症の検査や進行抑制の指導を受ける為に、定期的に歯医者さんに通ってください」
患「わかったわ!元気で長生きするために、定期的に歯医者さんに通うようにするわね!」(終
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